BMW E90 3シリーズ 325iのブレーキが効かない故障診断とブレーキパッド・ブレーキディスクローターの交換・修理費用
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BMW E90 3シリーズ 325iのブレーキが効かない故障診断とブレーキパッド・ブレーキディスクローターの交換・修理費用

BMW E90 3シリーズ 325iのブレーキが効かない故障診断とブレーキパッド・ブレーキディスクローターの交換・修理費用

BMW E90 3シリーズ 325iの車検時ブレーキ警告灯点灯を、ATE製ブレーキディスクローターおよびパッドの交換修理で解決した事例です。

測定の結果、ディスクローター厚が20.7mm(車検基準の限度値22.4mm)で車検基準を1.7mmも下回っており、ブレーキパッド残量も1.5mmまで減っていたため、BMW純正OEMメーカーであるATE製の高品質部品で同時交換しました。

修理費用は約75,000円で、車検時ブレーキ警告灯点灯を解消しました。

今回、整備をするBMW E90 3シリーズ 325i

車種BMW E90 3シリーズ 325i
主な症状車検時のブレーキ警告灯点灯
使用部品ブレーキディスクローター・ブレーキパッド(ATE製)
部品耐用年数(km数)ディスクローター:6〜8万キロ
車検への影響限界値未満は検査不適合
修理費用約75,000円
納期1営業日
担当

01 症状:BMW E90 3シリーズ 325iの車検時のブレーキ警告灯点灯

お客様のBMW E90 3シリーズでは、車検時にブレーキ警告灯が点灯し検査を通過できない状態でした。

  • ブレーキ警告灯の点灯 — 摩耗センサーが規定の摩耗量を検知して点灯
  • 車検検査不適合 — 警告灯点灯によりブレーキ系統の検査を通過できない
  • 摩耗状態の実測が必要 — ブレーキパッド・ディスクローターの状態を数値で確認
  • 公道走行の継続不可 — 車検基準を満たすディスクローター厚さの確保が必要

ブレーキ警告灯は、ブレーキパッドの摩耗センサーが規定の摩耗量を検知した際に点灯する仕組みです。

今回のお車では、点灯した警告灯が車検検査でブレーキ系統に問題があることを示しており、ブレーキパッド・ブレーキディスクローターの摩耗状態を実測で確認する必要がありました。

公道走行を継続するには、車検基準を満たすディスクローター厚さの確保と、ブレーキパッドの整備上の推奨残量の回復が必要な状態でした。

四ツ田 裕介

車検時のブレーキ警告灯はパッドセンサー切れだけでなく、ディスクローターの摩耗限界が同時に来ているケースもあります。両方を同時に確認することで判断のずれを防ぎやすくなります。

02 診断:BMW E90 3シリーズ 325iのブレーキディスクローター厚さの実測

交換前のブレーキディスクローター

マイクロメーターでブレーキ部品を実測し、摩耗状態を数値で確認しました。

  • ディスクローター厚さ測定 — 実測値20.7mm(車検基準の限度値22.4mm)。基準値を1.7mm下回り、車検検査基準を満たせない状態
  • ブレーキパッド残量確認 — 残量1.5mm(整備上の交換推奨レベル)。なお、車検の保安基準にブレーキパッドの厚さの規定はありませんが、安全性を考慮するとディスクローターの交換にあわせて同時交換が推奨されるレベル

ディスクローターは表面が摩耗して徐々に厚さが減少する消耗部品です。

E90 325iの限度値22.4mmを実測値が下回っていたため、ATE製ディスクローターおよびパッドの同時交換が必要と判定しました。

四ツ田 裕介

ディスクローター厚さは目視では判断できず、マイクロメーターでの実測が必要です。限度値はローター側面に刻印されているため、その数値と実測値を比較して判定します。

03 修理:ATE(アーテ)製ブレーキディスクローターおよびパッドへの交換

正規品のATE(アーテ)ブレーキディスクローターには刻印がされている

ATE(アーテ)は1906年にドイツで創業されたブレーキシステム専門ブランドで、現在は世界的な自動車部品サプライヤーであるContinental(コンチネンタル)グループの一員です。

BMW・MINI・メルセデス・ベンツ・アウディなど欧州プレミアムブランドの純正ブレーキOEMサプライヤーとして長年の実績を持ち、当整備工場でも純正同等の品質を求めるブレーキ修理で多用しています。

ATE正規品のブレーキディスクローターは、ディスク表面に限度値が刻印されており、次回の交換判断が容易です。

ATE製と謳っていても刻印がないものは模倣品の可能性が高いため、購入時には確認が必要です。

ATE製ディスクローターはランナウト(回転の振れ)3/100mm、厚みの誤差1/100mmの精度で管理されており、純正同等の制動性能と耐久性を実現します。

今回は、ATE製ブレーキディスクローターおよびブレーキパッドで交換しました。

交換工程は次の通りです。

  1. 車両リフトアップ — 安全な作業環境の確保
  2. ブレーキキャリパー分解 — 旧部品の丁寧な取り外し
  3. 新品部品組み付け — メーカー規定トルクでの確実な固定
  4. システム調整 — ブレーキフルードのエア抜きと機能確認

作業完了後の実車テストで制動性能の回復と車検基準への適合を確認し作業完了となります。

四ツ田 裕介

ATEは純正OEM供給元のため品質基準は純正同等です。ディスクローターとパッドは同時交換するのが一般的で、片方だけだと当たり面が出ず鳴きや偏摩耗が発生しやすくなります。

BMW ATE ブレーキディスクローター

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国内ECに部品がない場合は、海外オークションのセカイモン経由で中古部品を探す選択肢があります。

04 BMW E90 3シリーズ 325iのブレーキが効かない故障診断とブレーキパッド・ブレーキディスクローターの交換・修理費用のまとめ

新しいブレーキディスクローターに交換されたBMW E90 3シリーズ 325i

BMW E90 3シリーズ 325iの車検時ブレーキ警告灯点灯に対し、ATE製ブレーキディスクローターおよびパッドを同時交換し、修理費用は約75,000円で完了しました。

ディスクローターの交換時期は走行距離6〜8万kmが目安ですが、運転環境により摩耗速度が異なるため、車検時の実測値で交換判断を行うことが確実です。

ブレーキパッドとディスクローターの同時交換は、作業工賃を抑えられるだけでなく、ブレーキバランスも整うメリットがあります

ディスクローター摩耗限度値の見方や交換判断については、BMWのブレーキディスクローター交換ガイドで詳しく解説しています。

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この記事に関するよくある質問

ブレーキディスクローターの車検基準の限度値はどのように決まっていますか?

ディスクローター本体の側面に「MIN」表記で最小許容厚さが刻印されており、これが車検検査基準の限度値となります。BMW E90 325iの場合は22.4mmです。マイクロメーターで実測し、限度値を下回ると車検不適合となります。

ATE製の正規ディスクローターと模倣品を見分ける方法はありますか?

ATE製正規品はディスク表面に限度値が刻印されています。ATE製と謳っていても刻印が無いものは模倣品の可能性が高いため、購入時に刻印の有無を必ず確認することをおすすめします。

ブレーキパッドとディスクローターを同時交換するメリットは何ですか?

(1)パッドとローターの当たり面が新品同士で揃いブレーキバランスが整う、(2)別々に交換すると作業工賃が2回分かかるためコスト面で有利、(3)鳴き・偏摩耗・ジャダーの再発リスクを抑えられる、の3点が主なメリットです。

ディスクローターの交換時期の目安はどのくらいですか?

走行距離6〜8万kmが目安ですが、運転環境(街乗り中心か高速中心か、ブレーキの使用頻度)により大きく変動します。確実な判断は車検時のマイクロメーター実測値を限度値と比較することです。

ブレーキ警告灯が点灯したまま走行するとどうなりますか?

警告灯はパッド摩耗センサーが規定残量に達した時点で点灯します。点灯後の継続走行はパッドのバックプレートとディスクローターが直接接触する金属接触状態を招き、ディスクローターの摩耗を加速させて修理費用が増大します。

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