01 症状:BMW 1シリーズ F20 118iの冷却水漏れによる警告灯の点灯
お客様のBMW F20では、ダッシュボードのエンジン冷却水警告灯の点灯をきっかけに点検のご相談をいただきました。
- 症状内容
- 警告灯の継続点灯 - エンジン始動後の通常走行中に突然点灯
- 甘い匂いの発生 - エンジンルーム内から冷却水(エチレングリコール)特有の甘い匂い
- 地面への液漏れ - 駐車場にBMW純正冷却水の青色の液体跡を確認
- 冷却水レベル低下 - リザーバータンク内の水量が減少
冷却システムからの継続的な漏れを示す症状で、放置するとオーバーヒートによるエンジン損傷につながる状況でした。
冷却水漏れの放置はオーバーヒートからヘッドガスケット破損につながり、修理範囲が大幅に拡大するリスクがあります。警告灯が点灯した段階での早期対応が、修理費用を抑える上で重要です。
02 診断:BMW 1シリーズ F20 118iのファイバースコープによる漏れ箇所の特定
ファイバースコープで通常では見えない部分を点検し、ウォーターポンプキャリアとクーラントパイプの2箇所からの漏れを確認しました。
- 診断内容
- 冷却水レベル確認 - リザーバータンク内の水量をチェック
- ファイバースコープ検査 - 通常では確認できない奥まった部分の目視点検
- 漏れ箇所特定 - ウォーターポンプキャリアとクーラントパイプからの漏れを確認
複数箇所からの漏れが確認されたため、根本的な解決を図るために両部品の同時交換が必要と判断しました。
F20のN13エンジンはウォーターポンプキャリアとクーラントパイプの周辺が狭く、目視のみでは漏れ箇所を見落とすケースがあります。ファイバースコープを併用することで、隠れた漏れ箇所も含めて特定の精度が上がります。
03 修理:BMW純正 ウォーターポンプキャリアおよびクーラントパイプの交換

BMW純正のウォーターポンプキャリアとクーラントパイプを同時交換しました。
交換工程
- 冷却水ドレン - エンジン冷却水の完全排出
- インテークマニホールド脱着 - 作業スペースを確保するため取り外し
- 純正部品交換 - 規定トルクでの適切な締め付け
- システム復旧 - エア抜きと加圧テストを実施
作業完了後、加圧テストで水漏れがないことを確認し、試運転で冷却システムが正常に機能することを検証し作業完了となります。
インテークマニホールドの脱着を伴う作業のため、個別に修理を繰り返すと工賃が約2倍に膨らみます。同時交換では1回の分解で両部品を更新でき、ガスケット類も合わせて新品交換しておくと冷却系統全体の信頼性が向上します。
国内ECに部品がない場合は、海外オークションの
セカイモン経由で中古部品を探す選択肢があります。
04 BMW 1シリーズ F20 118iの冷却水漏れの故障診断とウォーターポンプキャリアおよびクーラントパイプの交換・修理費用のまとめ

BMW F20 118iの冷却水警告灯点灯に対し、BMW純正のウォーターポンプキャリアとクーラントパイプを同時交換し、約100,000円で修理が完了しました。
F20の冷却水漏れは複数箇所で同時に発生することが多いため、ファイバースコープによる詳細点検と一括交換が効率的です。
インテークマニホールドの脱着を伴う作業のため、個別に交換するよりも同時交換の方が工賃を抑えられます。