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【BMWにおすすめのエアサススプリング】交換時期や手順をBMW整備士が解説

【BMWにおすすめのエアサススプリング】交換時期や手順をBMW整備士が解説

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この記事をご覧のBMWユーザーの皆様の中には、エアサススプリングの交換時期や適切な部品選びについて気になっている方も多いのではないでしょうか。

エアサススプリングは、BMWの快適な乗り心地を生み出すエアサスペンションシステムの心臓部とも言える重要な部品で、車高調整と乗り心地の両立を担っています。

エアサススプリングが劣化すると車高が下がって乗り心地が悪化するだけでなく、高価なエアコンプレッサーの故障を引き起こし、修理費用が大幅に増加してしまう危険性があるため、適切なタイミングでの交換が不可欠です。

そこで今回は、BMWのエアサススプリングについて、交換のサインの見分け方やおすすめの部品、さらには交換手順とよくあるトラブル事例まで、BMW整備士の経験をもとに分かりやすく解説してみたいと思います。

BMWユーザーの皆様が安心してお車を運転できるよう、お役に立てれば幸いです。


京都のBMW・MINIの修理/点検、板金/塗装、車検/メンテナンスの整備専門店
Yusuke Yotsuda

この記事を書いたスタッフ

GNARLY automobile(ナーリー オートモービル)のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます!私はこの大好きなBMW/MINIの整備を通じて、お車のサポートは勿論、お客様とより良いお付き合いをさせて頂ければと思っております。その様な関係を築ける様、精一杯のサービスをご提供させていただきますのでお気軽にご相談ください。

BMWグループ認定 保有資格

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目次

エアサススプリングに関する基礎知識

BMWのエアサス交換の様子
BMWのエアサス交換の様子

BMWのエアサスペンションシステムは、高度な技術により走行安定性と快適性を両立させる革新的なシステムとして注目されています。

従来のコイルスプリングでは困難だった細やかな車高調整機能と、優れた振動吸収能力を同時に実現しているのが特徴です。

多くのBMWに採用される走行モード切替機能(コンフォート、スポーツ、スポーツプラスなど)では、運転シーンに応じてリアルタイムで減衰力を自動調整してくれます。

また、荷物の積載量変化にも対応する「セルフレベリング機能」により、常に最適な車の姿勢を維持します。

最新モデルでは、ブレーキエネルギーを電気に変換する「エネルギー回生システム」との連携も行われ、燃費向上に貢献しています。

こうした高度なシステムを正常に機能させるには、仕様に適合した信頼性の高いエアサススプリングが必要不可欠で、不適切な部品使用は本来の性能を損なう危険性があります。

エアサススプリングの劣化で起こる主な症状と交換時期

エアサスの不具合により車高が落ちているBMW 5シリーズ F11
エアサスの不具合により車高が落ちているBMW 5シリーズ F11

エアサススプリングの劣化は段階的に進行し、初期症状から重篤な故障まで様々な形で現れます。

最も明確なサインは、モニターにシャシー警告灯が点灯することで、BMWの精密なセンサーが異常を検知した証拠です。

車高の異常な低下も典型的な症状で、特に一晩駐車後に車が明らかに沈んでいる状態は要注意です。

エンジン停止時の「シューシュー」という空気漏れ音は、エアサススプリング内部のゴム部分に亀裂が生じている可能性を示します。

乗り心地の変化も重要な指標で、段差通過時の突き上げ感増大やコーナリング時の車体傾斜増加、ふわふわした不安定感などが現れます。

BMWでは一般的に使用開始から5年ぐらいでの交換が多いですが、X5やX7などの大型SUVでは車重による負荷でやや早期交換が必要となります。

問題放置により最終的にエアコンプレッサーまで故障すると修理費用が大幅増加するため、警告灯点灯時の早急な対応が重要です。

エアサススプリングの劣化は、運転スタイルや使用環境によって大きく変わります。優しい運転を心がけることで、エアサススプリングを長持ちさせることができます。

エアサススプリングの交換手順

BMWのエアサススプリング交換は、安全に直結する重要な作業のため、専門の整備工場での作業をおすすめします。

参考として、基本的な手順をご紹介します。

STEP
エアーサスペンションシステムの空気を排出

まず、車両のエアサスコンプレッサー用のヒューズを抜き取りコンプレッサーが作動しないようにします。その後BMW純正テスターのISTAを車両と接続しエアーサスペンションシステム上の空気を排出いたします。

この作業により、エアサスペンションシステムの安全な整備が可能になります。

STEP
車両の準備とホイールの取り外し

車両をリフトアップして、ホイールナットを対角順に緩めてホイールを取り外します。

この時、セキュリティーロック用ホイールボルトの場合は、専用アダプターを使用して慎重に作業します。

STEP
古いエアサススプリングの取り外し
交換前の劣化しているBMWの純正部品のエアスプリング
交換前の劣化しているBMWの純正部品のエアスプリング

エアラインから「シューシュー」という音が聞こえるまで中空ボルトを慎重に緩め、内部の圧力を完全に抜きます。

圧力が抜けてから、エアラインを外し、エアサススプリングを下部コントロールアームと上部の固定部から取り外します。

STEP
新しいエアサススプリングの取り付け
交換後のMIESSLER AUTOMOTIVEの新しいエアスプリング
交換後のMIESSLER AUTOMOTIVEの新しいエアスプリング

新しいエアサススプリングを取り付け位置に配置し、上部をボディに固定します。

下部をコントロールアームに取り付け、エアラインを接続します。すべてのボルトを指定されたトルクで締め付けます。

STEP
最終確認とシステムの再作動
エアサスペンションを取り付けた後の診断
エアサスペンションを取り付けた後の診断

ホイールを元に戻し、ヒューズ再度操差し込み、エアサスペンションシステムを再作動させます。

エンジンを始動してシステムが自動的に充填されることを確認し、テスト走行で動作確認を行います。

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エアサススプリングの交換は高圧システムの取り扱いが必要で、安全に直結する重要な作業のため、専門の整備工場での作業を強くおすすめします。

BMWのエアサススプリングの交換でよくあるトラブル事例

エアライン接続不良による圧力漏れトラブル

エアラインの接続が不完全だと、走行中に空気圧が徐々に低下して車高が下がり続ける現象が発生します。特にBMWの高圧システムでは、わずかな接続不良でも大きな影響が出るため、エアライン接続部の確実な締め付けが必要です。

エアサスペンションシステムの作動解除忘れによる事故

交換作業前のヒューズ抜き取りによるシステム作動解除を忘れると、作業中にエアサススプリングが圧力充填されて重大な事故につながる危険性があります。BMWのエアサスペンションシステムは高圧のため、必ずシステムを停止してから作業する必要があります。

不適切な部品選択による早期故障

中華性メーカーなどの粗悪なエアサススプリングを使用すると、圧力仕様や取り付け寸法の若干の違いなどにより、短期間で再故障することがあります。BMWの精密なエアサスペンションシステムには、仕様に適合した専用部品の使用が不可欠です。

取り付けトルク不足による脱落事故

エアサススプリングの固定ボルトやエアライン接続部の締め付けトルクが不足していると、走行中の振動により徐々に緩んで最終的に脱落する重大事故が発生します。BMW指定の適正トルクでの確実な締め付けが安全運行の基本です。

エアコンプレッサーの診断不足による連鎖故障

エアサススプリング交換時にエアコンプレッサーの状態確認を怠ると、劣化したコンプレッサーが新しいエアサススプリングに過度な負荷をかけて短期間での再故障を招きます。BMWのエアサスペンションシステムは関連部品の総合的な診断が重要です。

BMWにおすすめのエアサススプリングとまとめ

MIESSLER AUTOMOTIVE(メスラー オートモーティブ)のエアスプリング
MIESSLER AUTOMOTIVE(メスラー オートモーティブ)のエアスプリング

BMWのエアサススプリング交換において、コストと品質のバランスを重視するなら、MIESSLER AUTOMOTIVE(メスラー オートモーティブ)製のOEM部品がおすすめです。

BMWの純正部品として実際に採用されているメーカーで、純正品質を維持しながら価格を抑えることができる優れた選択肢となります。

エアサススプリングには電子制御システムや車高調整機能、エネルギー回生システムなど、BMWの多くの先進技術が関連しているため、仕様に適合した信頼性の高い部品選択が安全運転の基本となります。

交換時期は5年程度を目安とし、シャシー警告灯の点灯や車高の異常な低下が交換のサインで、これらの症状を放置すると高価なエアコンプレッサーまで故障して修理費用が大幅に増加する危険性があります。

交換作業には高圧システムの取り扱いや専用工具が必要なため、信頼できる整備工場での作業が安全かつ確実です。

BMWの精密なエアサスペンションシステムでは、エアサススプリングの状態が乗り心地と安全性に直接影響するため、警告灯点灯時の早めの対応で快適なカーライフを実現できます。

本記事のまとめ
  • BMWのエアサススプリングの交換時期は5年程度が目安で、シャシー警告灯の点灯や車高の異常な低下が交換のサインとなる
  • BMWの高度な安全システム(電子制御、車高調整、エネルギー回生システム)を正常に機能させるためには、品質の確かなエアサススプリングの使用が不可欠
  • エアサススプリングの劣化は乗り心地悪化だけでなく、高価なエアコンプレッサーの故障を招いて修理費用の大幅増加につながるリスクがある
  • 交換作業では高圧システムの取り扱いが必要で、エアライン接続不良や作動解除忘れなど、様々なトラブル事例があるため、信頼できる整備工場での作業が重要
  • コストと品質のバランスに優れたMIESSLER AUTOMOTIVE製OEM部品がおすすめで、純正部品と同等の品質を持ちながら価格を抑えることができる

店舗案内

店舗名GNARLY automobile(ナーリー オートモービル)
オフィス〒601-1374 京都市伏見区醍醐西大路町97-1
電話番号075-204-5022
事業内容自動車修理・整備
主要取引先株式会社阿部商会
株式会社大黒商会
株式会社和光ケミカル
アサヒライズ株式会社
お支払い◎銀行振込
◎クレジットカード
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◎電子決済
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