【グリス漏れ修理】BMW E60 5シリーズ 530iのロアアームボールジョイントブーツ 故障診断と交換費用
BMW E60 5シリーズ 530iのロアアームボールジョイントブーツが破れ、グリス漏れが発生する故障です。
車検時に発見される代表的な不適合項目で、通常はロアアーム全体の交換が必要となります。
今回は国産車用ブーツを流用することで、約70%以上の費用削減を実現した修理事例をご紹介いたします。
車検基準を満たしながら経済的な修理を行い、お客様にご満足いただけた整備内容です。
同様の症状でお悩みの方への参考事例となれば幸いです。
Yusuke Yotsuda
この記事を書いたスタッフ
GNARLY automobile(ナーリー オートモービル)のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます!私はこの大好きなBMW/MINIの整備を通じて、お車のサポートは勿論、お客様とより良いお付き合いをさせて頂ければと思っております。その様な関係を築ける様、精一杯のサービスをご提供させていただきますのでお気軽にご相談ください。
BMWグループ認定 保有資格
今回、整備をするBMW E60 5シリーズ 530i
| 項目 | 詳細 |
|---|
| 車種 | BMW E60 5シリーズ 530i |
| 主な症状 | ロアアームボールジョイントブーツ破れ・グリス漏れ |
| 使用部品 | 国産車用ロアアームボールジョイントブーツ(流用品) |
| 部品耐用年数(km数) | 5〜8万キロ |
| 車検への影響 | 破損時は検査不適合 |
修理の概要
目次
グリス漏れの症状と診断および修理作業
STEP
症状:ロアアームボールジョイントブーツの破れとグリス漏れ
車検法定点検時にロアアームボールジョイントブーツの破れとグリス漏れが発見されました。
詳細な目視点検により、以下の問題が確認されています。
- ブーツの亀裂と破れ – ゴム硬化により完全に破れた状態
- グリス漏れ – 周辺部品への汚染と潤滑不良
- 気密性の喪失 – 水分や異物の混入リスク
- 車検不適合 – 道路運送車両の保安基準第91条に抵触
放置すると走行中の重大事故につながる危険性があるため、迅速な修理が必要です。
STEP
診断:車検法定点検でのブーツ破れ発見と流用検討
劣化したロアアームボールジョイント
専用リフトを使用してサスペンション全体の包括的な点検を実施しました。
診断により、ブーツの破れは完全に切断された状態で、車検基準への明確な抵触が確認されました。
- 目視点検 – ブーツ破れ状況の詳細確認
- グリス漏れ範囲調査 – 周辺部品への影響度評価
- 国産車用ブーツ適合確認 – 経済的修理方法の検討
通常はロアアーム全体の交換が必要ですが、国産車用ブーツの適合性を評価し、経済的な修理が可能であることを確認しました。
STEP
修理:国産車用ブーツによる経済的な交換修理
ロアアームボールジョイントブーツ①
ロアアームボールジョイントブーツ②
BMW E60と完全に適合する国産車用ブーツを使用し、大幅な費用削減を実現しました。
純正部品と同等の材質・寸法で、長期耐久性も確保されています。
- 破損ブーツ取り外し – 周辺部品への損傷回避
- 古いグリス清拭 – 異物混入防止処理
- 新品ブーツ取り付け – 適切な密封性能確保
- 動作確認 – 車検基準への完全適合確認
作業完了後は漏れテストを含む総合的な動作確認を実施し、車検基準への完全適合を実現しました。
ロアアームボールジョイントブーツ交換の費用とグリス漏れ防止の対策
ロアアームボールジョイントブーツを交換したロアアーム
| GNARLY automobile | 正規ディーラー |
|---|
| 価格 | 約15,000円 | 約90,000円 |
| 納期 | 1日程度 | 1日程度 |
工賃を含む総費用
今回の国産車用ブーツ流用により、約70%以上の費用削減を実現しました。
BMW E60のロアアームボールジョイントブーツは車検基準に明確に抵触する重要部品です。
破れが発見された場合は迅速な修理が必要で、国産車用ブーツによる経済的な修理方法も選択肢となります。
- 定期点検は、車検時やオイル交換時に実施する
- 交換目安は、5〜8万キロまたは使用年数5〜7年
- ブーツの亀裂や硬化が見られた場合は早期交換する
- グリス漏れを発見した場合は即座に専門点検を受ける
- 専門店による高額買取
- 不動車や事故車なんでも買取
- 査定依頼のみでもOK
GNARLY automobileでは、BMW専門の買取サービスを実施しております。故障車や不動車、電子システムに不具合のある車両でも高額で買取いたします。修理費用でお困りの方は、是非一度、無料査定からお問い合わせください。
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