【エンジン不調修理】BMW 6シリーズ F13のスパークプラグ 故障診断と交換費用
BMW 6シリーズ F13のエンジン不調の原因は、スパークプラグの劣化です。
スパークプラグは燃焼室内での点火を担う重要部品で、劣化すると始動性悪化や燃費低下を引き起こします。
今回の修理では、7万5千キロ走行でスパークプラグが劣化し、エンジン不調が発生していました。
BOSCH製OEMスパークプラグへの交換により、エンジン性能を完全に回復させることができました。
同様のエンジントラブルでお困りの方への参考事例となれば幸いです。
Yusuke Yotsuda
この記事を書いたスタッフ
GNARLY automobile(ナーリー オートモービル)のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます!私はこの大好きなBMW/MINIの整備を通じて、お車のサポートは勿論、お客様とより良いお付き合いをさせて頂ければと思っております。その様な関係を築ける様、精一杯のサービスをご提供させていただきますのでお気軽にご相談ください。
BMWグループ認定 保有資格
今回、整備をするBMW 6シリーズ F13
| 項目 | 詳細 |
|---|
| 車種 | BMW 6シリーズ F13 |
| 主な症状 | エンジン始動性悪化・燃費低下 |
| 使用部品 | スパークプラグ(BOSCH製) |
| 部品耐用年数(km数) | 7万キロ |
| 車検への影響 | エンジン不調時は排ガス基準不適合 |
修理の概要
目次
エンジンがかからない症状と診断および修理作業
STEP
症状:エンジン始動性の悪化と燃費低下
お客様のBMW 6シリーズでは、エンジン不調と燃費悪化が発生していました。
詳細なヒアリングにより、段階的に進行する以下の症状を確認いたします。
- 始動性悪化 – セルモーター回転時間の延長
- アイドリング不調 – 回転数の不安定と回転数の上下動
- 燃費悪化 – メーターパネル平均燃費の低下
- 加速不良 – レスポンス低下ともたつき感
これらの症状は燃焼効率の低下を示しており、スパークプラグの劣化が強く疑われる状況でした。
STEP
診断:専用工具によるスパークプラグの劣化状況確認
エンジンカバーを外しスパークプラグを確認する
走行距離7万5千キロで、一般的な交換時期7万キロを超過していることが判明しました。
エンジンカバーを取り外し、6本のスパークプラグの詳細な点検を実施いたします。
- 電極の劣化確認 – プラチナ電極の摩耗
- カーボン蓄積 – 1番・6番シリンダーに厚い堆積
- ギャップ拡大 – 規定値を大幅に超過
- ネジ部腐食 – 長期使用による軽微な腐食
診断により、スパークプラグの劣化を確認し、交換が必要であることが確定いたしました。
STEP
修理:BOSCH(ボッシュ)製OEMスパークプラグによる交換作業
BOSCH(ボッシュ)製スパークプラグ
スパークプラグを交換する作業風景
診断結果を踏まえ、BMW純正部品と同等性能のBOSCH製OEMスパークプラグによる交換修理を実施しました。
BOSCH製ダブルプラチナ電極スパークプラグは、BMW純正品と同等の耐久性を持つ高品質部品です。
- エンジン冷却 – 作業前の十分な冷却確認
- プラグ取り外し – 専用工具による慎重な作業
- ギャップ測定 -電極のギャップを専用工具にて測定
- 適正トルク締付 – BMW指定23Nmで確実固定
作業完了後の試運転では、エンジンが一発始動となり、アイドリングも完全に安定しました。
お客様が悩まれていた全ての症状が見事に解消され、BMW 6シリーズ本来の性能が復活いたしました。
スパークプラグ交換の費用とエンジン不調を防ぐ予防対策
スパークプラグを取り付ける様子
警告灯リセット・アイドリングの安定の最終確認
| GNARLY automobile | 正規ディーラー |
|---|
| 価格 | おおよそ35,000円 | おおよそ50,000円 |
| 納期 | おおよそ1営業日 | おおよそ3営業日 |
工賃を含む総費用
今回のスパークプラグ交換修理により、お客様が悩まれていたエンジン始動性の悪化と燃費低下を完全に解決いたしました。
BOSCH製OEMスパークプラグの使用により、BMW 6シリーズ本来の優れたエンジン性能が復活し、長期的な信頼性も確保されました。
スパークプラグの劣化は排ガス基準値超過や車検不適合の原因となるため、適切なタイミングでの交換が重要です。
- BMW 6シリーズ F13は、7万キロでの交換を推奨
- エンジン始動時のセル長回りや、アイドリング不調を感じたら早期点検
- 定期点検時にスパークプラグの状態確認を実施
- 高品質燃料の使用でカーボン蓄積を抑制し、プラグ寿命を延長
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BMWのスパークプラグ選択において、コストと品質のバランスを重視するなら、BOSCH(ボッシュ)製のイリジウムプラグがおすすめです。BMWの純正部品として実際に採用されているOEMメーカーで、純正品質を維持しながらコストを抑えた選択肢となります。交換時期は50,000~70,000kmを目安とし、エンジンチェックランプの点灯や始動不良が交換のサインで、放置すると触媒損傷による高額修理につながる危険性があります。交換作業は専用工具と高度な技術が必要なため、信頼できる整備工場での作業が安全かつ確実です。BMWの先進エンジン技術では、スパークプラグの品質がエンジン全体の効率を左右するため、適切なタイミングでの交換で燃費向上と走行性能の維持を実現できます。
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