この記事をご覧のMINIユーザーの皆様の中には、エンジンマウントの交換時期や適切な部品選びについて気になっている方も多いのではないでしょうか。
エンジンマウントは、エンジンと車体を繋ぎ、エンジンの振動を吸収して快適な乗り心地を保つ重要な部品です。
エンジンマウントが劣化すると、アイドリング時に車体が大きく振動したり、エンジンの位置がずれて他の部品に損傷を与える危険性があるため、適切なタイミングでの交換が不可欠です。
そこで今回は、MINIのエンジンマウントについて、交換のサインの見分け方や部品の選択肢、さらには交換手順やトラブル事例まで、MINI整備士の経験をもとに客観的に解説してみたいと思います。
MINIユーザーの皆様が適切な判断をもとに安心してお車を運転できるよう、お役に立てれば幸いです。
Yusuke Yotsuda
この記事を書いたスタッフ
GNARLY automobile(ナーリー オートモービル)のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます!私はこの大好きなBMW/MINIの整備を通じて、お車のサポートは勿論、お客様とより良いお付き合いをさせて頂ければと思っております。その様な関係を築ける様、精一杯のサービスをご提供させていただきますのでお気軽にご相談ください。
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目次
エンジンマウントとは?基礎知識をわかりやすく解説
▲エンジンマウントを交換する様子
エンジンマウントとは、エンジンを車体に固定しつつ、エンジンから発生する振動を吸収し、車内への伝達を最小限に抑える重要なパーツです。
近年のMINIでは、内部に特殊な液体が封入された「液封エンジンマウントシステム」が採用されています。
このシステムは、ゴムだけでは吸収しきれない微細な振動まで効果的に減衰させ、MINIならではの静粛性と快適な乗り心地を実現しています。
この高度なシステムが本来の性能を発揮するためには、適切な品質のエンジンマウントを使用することが不可欠となります。
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品質の劣る部品を使用すると、振動吸収性能が低下し、MINIが持つ本来の静粛性や走行性能を損なう恐れがあります。
エンジンマウントの劣化で起こる主な症状と交換時期
▲エンジンマウント
エンジンマウントが劣化すると、以下のような症状が現れます。
- エンジン始動時に「ゴトゴト」や「ブルブル」といった振動が車体全体に伝わる
- 停車中にステアリングやシートに振動が伝わる
- 加速時にエンジンルームから異音が聞こえる
これは内部のゴムが劣化し内部のオイルが抜け出てしまい、振動吸収能力が低下するためです。
MINIにおける交換時期は一般的に走行距離50,000~100,000kmが目安になります。
問題を放置すると、エンジンマウントが完全に破損してしまい、エンジンの位置がずれて周辺部品まで損傷する可能性があり、修理費用が大幅に増加するため、早めの対応が重要です。
エンジンマウントの劣化は、運転スタイルや使用環境によって大きく変わります。優しい運転を心がけることで、エンジンマウントを長持ちさせることができます。
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「カラカラ」という周期的な金属音はタイミングチェーンの伸び、「キュルキュル」という高音は補機ベルトの劣化、「ゴロゴロ」という異音はベアリング摩耗やエンジンマウントの劣化といった異音のパターンから原因をある程度推測することが可能です。ただし、複数の原因が同時に発生しているケースも少なくないため、段階的な診断アプローチが欠かせません。修理費用は補機ベルト交換で1.5万円程度から、タイミングチェーン交換で30万円程度と幅がありますが、エンジンオイルの定期交換や補機ベルトの点検、適切な暖機運転、年1回の専門点検といった予防メンテナンスを行うことで、高額修理を回避しながらエンジンの寿命を延ばすことができるでしょう。
MINIのエンジンマウントの交換手順
MINIのエンジンマウント交換は、安全に直結する重要な作業のため、専門の整備工場での作業を強く推奨します。
参考として、基本的な手順をご紹介します。
STEP
事前準備
▲ヘッドライトを取り外す
まず、エンジンルーム内での作業スペースを確保するため、フロントのアンダーガードを取り外します。
次に、右側のヘッドライトを取り外し、エンジンマウントにアクセスしやすくします。
STEP
エンジンの支持
▲ジャッキでエンジンとトランスミッションを支持する
エンジンマウントを取り外す前に、専用のジャッキでエンジンとトランスミッションをしっかりと支持します。
この作業により、エンジンが落下することなく安全に作業を進めることができます。
STEP
古いエンジンマウントの取り外し
▲古いエンジンマウントを取り外す
エンジンマウント周辺のパーテーション(仕切り板)とボルトを取り外します。
その後、クーラントライン(冷却水のホース)を慎重に移動させ、古いエンジンマウントを取り外します。
STEP
新しいエンジンマウントの取り付け
▲新しいエンジンマウントが取り付ける
新しいエンジンマウントを正確な位置に取り付け、専用工具を使って指定されたトルクでボルトを締め付けます。
クーラントラインを元の位置に戻し、しっかりと固定します。
STEP
最終確認とテスト
▲故障コードを削除する
すべての部品を元に戻し、エンジンを始動して異音や振動がないかを確認します。
その後、専用テスターで警告灯をリセットし、テスト走行で動作確認を行います。
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エンジンマウントの交換はエンジンを支える重要な作業のため、専門の整備工場での作業を強くおすすめします。
MINIのエンジンマウント交換でよく起こるトラブルQ&A
- エンジン支持不良によるエンジン落下事故
-
エンジンマウント交換時にエンジンを適切に支持せずに作業を進めた結果、エンジンが落下する重大な事故が発生したケースがあります。専用のジャッキを使わずに作業すると、エンジンの重量により深刻な人身事故や車両損傷を招く危険性があります。
- ボルトの締め付けトルク不足による再故障
-
エンジンマウントの取り付けボルトを適切なトルクで締め付けなかった場合、走行中にボルトが緩んでエンジンマウントが脱落するトラブルが発生します。MINIでは指定されたトルクと角度での締め付けが必要で、作業に不慣れな場合に発生しやすい問題です。
- クーラントライン損傷による冷却水漏れ
-
エンジンマウント交換時にクーラントライン(冷却水ホース)の取り扱いを誤り、ホースを損傷させてしまうケースがあります。冷却水が漏れるとエンジンのオーバーヒートを引き起こし、エンジン内部の重大な損傷につながる可能性があります。
- 診断機器によるリセット作業の不備
-
エンジンマウント交換後に、MINIの専用診断機器でエラーコードをリセットしなかったため、エンジンマウントを交換する際に登録されたしまった故障コードにより警告灯が点灯してしまうケースがあります。MINI車では部品交換後の電子制御システムのリセット作業が必須となります。
MINIにおすすめのエンジンマウント部品メーカーと本記事のまとめ
▲Febiのエンジンマウント
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MINIのエンジンマウントは、エンジンの振動を吸収し快適な乗り心地を保つ重要な部品です。
エンジン始動時の「ゴトゴト」という振動音や、停車中にステアリング・シートに伝わる振動は劣化のサインであり、交換時期は走行距離50,000~100,000kmが目安となります。
症状を放置するとエンジンの位置がずれて周辺部品まで損傷し、修理費用が大幅に増加する恐れがあるため、異音や振動を感じたら早めに専門工場での点検を受けることが大切です。
部品選びにおいては、コストと品質のバランスを考えるとFebi(フェビ)製OEM部品が検討に値する選択肢です。
Febiは純正部品と同等の品質を持ちながら修理費用を20%程度抑えることができ、液封構造による優れた振動吸収性能を実現しています。
MINIの高性能エンジンではエンジンマウントの状態がエンジン全体の調子に直接影響するため、定期的な点検と優しい運転を心がけることで、高額修理を回避しながら快適な乗り心地を維持することができるでしょう。
早期発見・早期交換により、エンジンや周辺部品への二次的な損傷を防ぐことができます。なお、部品交換が必要な場合は、品質と保証が確保された正規ルートでの購入をおすすめします。
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