BMWジャパンは3月7日、BMWおよびMINI(ミニ)のディーゼルエンジン車25車種について、火災事故に至るおそれがあるとして、国交省にリコール(回収・無償修理)を届け出ました。
リコール内容は、ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールにおいて、経年変化により冷却水が漏れるものであり、その場合、排気ガスに含まれる煤(すす)が冷却水と混合してEGRモジュールの内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入して付着。その結果、インテークマニホールドが溶損し、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとのことです。
対策として、全車両、エンジンコントロールユニット(DDE)のプログラムを対策プログラムに書き換えることで下記に対応します。
- 冷却水の漏れやエンジン過熱を早期に感知させ、警告灯を点灯させる
- インテークマニホールドの溶損が拡大する前に保護機能を作動させるとともに、エンジン警告灯を点灯させ、出力を制限させる
なお、過去に冷却水補充の履歴が確認できた場合は、EGRモジュールの点検を行ない、必要に応じて対策品と交換するとのことです。
目次
リコールの対象車種
- BMW
- 118d
- 218dアクティブツアラー
- 218dグランツアラー
- 320d
- 320dグランツーリスモ
- 523d
- 523dツーリング
- 740d xDrive
- 740Ld xDrive
- 840d xDriveカブリオレ
- 840d xDriveクーペ
- 840d xDriveグランクーペ
- X1 xDrive 18d
- X3 xDrive 20d
- X3 M40d
- X5 xDrive 35d
- X6 xDrive 35d
- X7 xDrive 35d
- MINI(ミニ)
- クーパーDクラブマン
- クーパーSDクラブマン
- クーパーSD
- クーパーSD 5ドア
- クーパーDクロスオーバー
- クーパーDクロスオーバー オール4
- クーパーSDクロスオーバー オール4
※対象となるのは2015年2月19日から2022年6月8日に製造された11万0427台
リコールに関するお問い合わせ
BMWカスタマー・インタラクション・センター
フリーダイヤル: 0120269437