この記事をご覧の方は、MINI(ミニ)のバッテリーの警告灯でお悩みの方が多いことかと思います。
そこで今回は、バッテリーチェックランプの点灯による診断から、MINI R60 クーパーDのエンジンのオルタネーターに起因する部品の交換をご紹介させていただきます。
修理内容は、クランクプーリー、ドライブベルト、ベルトテンショナーの交換と、どのパーツもエンジンのオルタネーターに起因する部品です。
MINI(ミニ) R60 クーパーDのバッテリーチェックランプの点灯の原因を特定
お客様はMINI(ミニ) R60 クーパーDの「走行中にバッテリーチェックランプが点灯した」とのことで修理をご依頼いただきました。
まずは、引き取らせていただいたMINI(ミニ) R60 クーパーDをBMW/MINI(ミニ)の純正テスターISTAを用いて故障コードを読み出します。
これだけでは故障個所の原因を特定することはできないため、読み出した故障コードと実際のバッテリーの電圧を再度、純正テスターISTA用いて点検したところ、MINI(ミニ) R60 クーパーDの電圧降下系の故障コードが多数入力されていることが確認できました。
事実、MINI(ミニ) R60 クーパーDのバッテリー電圧(発電量)は11.8Vしかなく、必要な電圧(発電量)の確認ができませんでした。
MINI(ミニ) R60 クーパーDのバッテリーチェックランプの点灯は、オルタネーター関連部品の劣化が原因
実際にMINI(ミニ) R60 クーパーDのオルタネーターを目視で点検したところドライブベルトが飛んでいることが確認できました。
また、MINI(ミニ) R60 クーパーDのドライブベルトが飛んでしまった原因から順を追って点検していくと、次にドライブベルトを駆動しているバイブレーションダンパー(クランクプーリー)の破損が確認できました。
以上の結果から、MINI(ミニ) R60 クーパーDのクランクプーリー、ドライブベルト、ベルトテンショナーの交換で修理が完了します。
クランクプーリーとは、MINI(ミニ) R60 クーパーDのエンジンで発生した動力をドライブベルトを介してオルタネーターなどに伝える役割を担っており、ベルトテンショナーは、ドライブベルトをいつも最適な張り具合に調整してくれている部品です。
オルタネーター自体には問題はなく、MINI(ミニ) R60 クーパーDのエンジンとオルタネーターを繋ぐ部品がそれぞれ劣化していたことでバッテリーチェックランプが点灯していたものと考えられます。
MINI(ミニ) R60 クーパーDのバッテリーチェックランプが点灯は、クランクプーリー、ドライブベルト、ベルトテンショナーの交換で修理
今回は、MINI(ミニ) R60 クーパーDのバッテリーチェックランプが点灯したことによる点検と、オルタネーター関連部品の交換をご紹介しました。
クランクプーリー、ドライブベルト、ベルトテンショナーの交換が終わると無事にバッテリーのチャージランプが消灯しました。
MINI(ミニ) R60 クーパーDのエンジンは複雑な構造となっており、故障コードの読み出しだけでは、原因を特定することはできません。
故障コードの読み出しで大まかな症状を把握し、その中から具体的なMINI(ミニ) R60 クーパーDの症状をピックアップして点検していきます。
バッテリーチェックランプの点灯を放置するとバッテリーが消耗し、走行中にMINI(ミニ) R60 クーパーDのエンジンが止まってしまう恐れがあります。
MINI(ミニ) R60 クーパーDに限らずですが、バッテリーチェックランプが点灯したら早急な点検を心がけましょう。