BMW E91 3シリーズ 320iのパワーウインドウには便利な機能が備わっています。
しかし、故障が起きると窓を開閉できなくなるなどの問題が生じます。
本記事では、BMW E91 3シリーズ 320iのパワーウインドウの故障症状や修理方法について詳しく解説します。
突然ウインカーが付かない、キーレスも効かないといった症状も確認されていますが、今回の症状の原因となるのは、電子機能を統括するフットウェルモジュール(FRM)の故障です。
修理には専用のテスターISTAを使用し、プログラミング作業も必要となりますが、整備の参考にしていただければ幸いです。
BMWの窓が開かない際の症状
パワーウインドウとは、スイッチ操作により、主にモーターによる動力で開閉できる窓のことを言います。
BMW E91 3シリーズ 320iのパワーウインドウの故障もさまざまなパターンがありますが、故障してしまうと、安易に想像できると思いますがガラスが保持できずに窓を閉められなくなります。
今回は事前にお客様から下記の症状を伺っておりました。
以上の症状を踏まえた上で、純正テスターISTAで点検をおこなったところ、ライト類やパワーウインドウなど、さまざまな電子機能を統括しているコントロールユニットであるフットウェルモジュール(FRM)が故障していることが確認できました。
フットウェルモジュール(FRM)は、交換作業と合わせて、BMW E91 3シリーズ 320iの仕様に合わせなければならないため、純正テスターISTAによるプログラミング作業が必要です。
今回は新品のフットウェルモジュール(FRM)の取り付け、完了した後にプログラミングを実施し作業を完了させました。
フットウェルモジュール(FRM)の交換で修理
今回は、BMW E91 3シリーズ 320iのパワーウインドウ(窓)の修理をご紹介しました。
今回はお客様とご相談の上、新品のフットウェルモジュール(FRM)の交換で修理しましたが、フットウェルモジュール(FRM)は中古品も出回っています。
その際は前の車のデータを削除した上で、新しいデータに書き換える作業が必要ですが、リーズナブルに修理が可能です。
BMW正規ディーラーではもちろん新品のフットウェルモジュール(FRM)で修理対応してもらえますが費用が高額になりがちです。
また、国産自動車をメインで扱っている整備工場では、純正テスターISTAを持ち合わせていないところが多いため、修理を依頼される際は輸入車を専門に扱っておられる整備工場にご相談されることをおすすめします。
当整備工場ではプログラミング作業だけを請け負うことも可能です。
その際は遠慮なくお問い合わせください。