BMW 7シリーズ G11のエアサスペンションは、エア漏れが発生すると車高低下や乗り心地悪化を引き起こします。
通常は高額なアッセンブリー交換が必要ですが、ショックアブソーバーに問題がなければリビルト修理で費用を大幅に削減できます。
今回は車高低下でご相談いただいたお客様の車両について、高品質リペアキットを使用したリビルト修理を実施いたしました。
診断から修理完了まで、詳細な工程と費用をご紹介いたします。
同様のエアサス故障でお困りの方への参考事例となれば幸いです。
Yusuke Yotsuda
この記事を書いたスタッフ
GNARLY automobile(ナーリー オートモービル)のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます!私はこの大好きなBMW/MINIの整備を通じて、お車のサポートは勿論、お客様とより良いお付き合いをさせて頂ければと思っております。その様な関係を築ける様、精一杯のサービスをご提供させていただきますのでお気軽にご相談ください。
BMWグループ認定 保有資格
今回、整備をするBMW 7シリーズ G11
| 項目 | 詳細 |
|---|
| 車種 | BMW 7シリーズ G11 |
| 主な症状 | 車高低下・エア漏れ |
| 使用部品 | エアサスペンションリペアキット |
| 部品耐用年数(km数) | 7〜10万キロ |
| 車検への影響 | エア漏れ時は検査不適合 |
| 修理費用 | 約250,000円 |
| 納期 | 約3営業日 |
修理の概要
目次
エアサスの症状と診断および修理作業
STEP
症状:エア漏れによる車高低下と乗り心地悪化
GNARLY automobileの作業風景
お客様からは「駐車後に車高が低下する」という症状でご相談いただきました。
詳細なヒアリングにより、エアサス故障の典型的な症状を確認いたします。
- 車高低下 – 長時間駐車後に車体が傾く現象
- 乗り心地悪化 – 路面からの衝撃が直接伝わる状態
- 警告灯点灯 – シャシ異常の表示
- 安全性低下 – 車両の正常な挙動に影響
これらの症状はBMW 7シリーズ本来の快適性と安全性を大幅に損なう状況でした。
STEP
診断:専用機器による詳細診断とリビルト可能性確認
BMW純正テスターであるISTAによる診断
郵送いただいたストラットサスペンションの詳細な状態確認を実施し、リビルト修理の可能性を診断いたしました。
- 外観点検 – エア漏れ箇所とエアスプリング劣化状況の確認
- 分解点検 – エアスプリングとショックアブソーバーの分離調査
- 内部検査 – 密封性、オイル漏れ、接続部劣化の詳細確認
- 修理判定 – ショックアブソーバー状態によるリビルト可否決定
診断の結果、エアスプリング部分にエア漏れが発生していることが確認されました。
ショックアブソーバーにオイル漏れがなく、主要部品の状態が良好であったため、リペアキットによるリビルト修理が最適と判断いたしました。
あわせて読みたい
BMW・MINI純正テスター(診断機)ISTAとは? 診断やプログラミングに必要な理由を元BMW・MINI整備士が解説
BMW・MINI純正診断機ISTAは、EシリーズからGシリーズまで対応し、従来のDISを進化させた総合診断ツールです。汎用機ではカバーしきれない診断基準データ、個別テスト機能、部品交換後の初期学習や同期作業など、BMW・MINIの修理には純正診断機が不可欠であることがお分かりいただけたかと思います。ISTAの主要機能には、全コンピューターのエラーコード読み出しと消去、リアルタイムでの実測値確認、各部品を強制作動させるアクティブテスト、バッテリー交換やパーキングブレーキ制御などのサービス機能、効率的な故障診断をサポートするテストプラン、そして修理マニュアル・配線図の参照とコンピューター交換時のプログラミング機能があります。しかし、診断機はあくまで電子制御部分を対象とした道具であり、オイル漏れや冷却水漏れなどの物理的故障は人の目で確認する必要があります。高機能な診断機と経験豊富なメカニックの知識・技術が組み合わさることで、正確な診断と確実な修理が実現できるのです。BMWやMINIの車検・修理を依頼する際は、純正診断機ISTAを保有し、それを使いこなせる熟練メカニックがいる整備工場を選ぶことが、愛車を長く安心して乗り続けるための重要なポイントとなるでしょう。
STEP
修理:優良社外リペアキットによるリビルト作業
BMW 7シリーズ G11のストラットサスペンション
エアスプリングとショックアブソーバーを分解した様子
BMW純正部品と同等の性能を持つ高品質なエアサスペンションリペアキットを使用してリビルト修理を実施しました。
使用したリペアキットは、BMW OEM部品メーカーと業務提携する信頼できるブランドです。
- 完全分解 – エアスプリングとショックアブソーバーの分離
- 部品交換 – ブッシュ、シール、マウント等の劣化部品交換
- 精密組立 – メーカー規定値通りの適切なシーリング作業
- 動作確認 – エア漏れ点検と車高調整機能の復旧確認
修理完了後の試運転では、BMW 7シリーズ G11本来の上質な乗り心地が完全に復活いたしました。
あわせて読みたい
自動車のOEM部品とは?純正部品との違いを元BMW・MINI整備士が解説
本記事では、BMWのOEM部品について、その基本的な仕組みから純正部品との具体的な比較、そして信頼できる購入先まで、元BMW整備士の経験をもとに詳しく解説してまいりました。OEM部品は純正部品と同等の品質でありながら、コスト削減ができるというメリットがあり、特に保証期間を過ぎた車両では有効な選択肢となります。品質面では純正部品と同等でありながら、価格面では5%程度のコスト削減が可能で、純正部品は全国ディーラーネットワークで確実な調達ができる安心感もあります。重要なのは、信頼できる販売先から適切なOEM部品を選択することで、阿部商会や東邦自動車のような実績豊富な専門業者、またはG-PARTSのようなBMW整備に特化した専門店を活用することで、安心して高品質なOEM部品を入手できます。愛車BMWの性能を維持しながら、適切な部品選択により、長期間にわたって安全で快適なBMWライフを楽しんでいただけることを心より願っています。
まとめ:BMW 7シリーズ G11のストラットサスペンション 故障診断とリビルト修理費用
取り外したアッパーマウントを点検
エアサスペンションの組み立てる様子
| 項目 | 詳細 |
|---|
| 車種 | BMW 7シリーズ G11 |
| 主な症状 | 車高低下・エア漏れ |
| 使用部品 | エアサスペンションリペアキット |
| 部品耐用年数(km数) | 7〜10万キロ |
| 車検への影響 | エア漏れ時は検査不適合 |
| 修理費用 | 約250,000円 |
| 納期 | 約3営業日 |
修理の概要
今回のリビルト修理により、お客様の車高低下とエア漏れ問題が完全に解消され、修理費用も大幅に抑制できました。
BMW 7シリーズ G11のエアサスペンションは正規ディーラーではアッセンブリー交換のみのため、リビルト修理で約半額の費用削減が可能です。
遠方のお客様でもサスペンション郵送によるリビルト修理に対応しており、適切なタイミングでの修理により本来の性能を維持できます。
- 専門店による安心修理
- 不動車や事故車でも修理可能
- 見積依頼のみでもOK
GNARLY automobileでは、BMW専門の整備サービスを行っております。故障車や不動車、電子システムに不具合のある車両でも修理可能です。修理費用でお困りの方は、ぜひ一度LINEからお問い合わせください。