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【MINI(ミニ)におすすめのエンジンオイル】交換時期や手順をMINI(ミニ)整備士が解説

【ミニクーパーにおすすめのエンジンオイル】交換時期や手順をMINI整備士が解説

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この記事をご覧のMINIユーザーの皆様の中には、エンジンオイルの選び方や交換時期について迷われている方も多いのではないでしょうか。

エンジンオイルは、エンジン内部の金属部品同士の摩擦を減らし、熱から守る役割を担う車の心臓部を支える重要な液体です。

質の悪いエンジンオイルや交換時期を大幅に過ぎたオイルを使用し続けると、エンジンの異常な摩耗や性能低下により、高額な修理費用が発生する危険性があるため、適切な選択と交換が不可欠です。

そこで今回は、MINIのエンジンオイルについて、適切な選び方から交換時期の見極め方、さらには交換手順まで、MINI整備士の経験をもとに分かりやすく解説してみたいと思います。

MINIユーザーの皆様が安心してお車を運転できるよう、お役に立てれば幸いです。


京都のBMW・MINIの修理/点検、板金/塗装、車検/メンテナンスの整備専門店
Yusuke Yotsuda

この記事を書いたスタッフ

GNARLY automobile(ナーリー オートモービル)のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます!私はこの大好きなBMW/MINIの整備を通じて、お車のサポートは勿論、お客様とより良いお付き合いをさせて頂ければと思っております。その様な関係を築ける様、精一杯のサービスをご提供させていただきますのでお気軽にご相談ください。

BMWグループ認定 保有資格

  • BMWテクニシャン資格
  • MINIテクニシャン資格

目次

エンジンオイルに関する基礎知識

MINIのメンテナンスの様子
MINIのメンテナンスの様子

MINIのエンジンには、BMW独自の厳格な品質管理システムが採用されており、「BMW認証オイル」という特別な基準をクリアした高性能オイルのみが使用可能です。

このシステムにより、エンジンの高性能化と長寿命化が両立されています。

特に注目すべきは、MINIの多くに搭載されているターボエンジンの特性です。

コンパクトなエンジンルームと高回転型ターボエンジンでは、一般的な自動車よりも過酷な条件でエンジンオイルが使用されるため、厳しい熱負荷と圧力に耐える専用設計が求められます。

さらに、MINIには車の安定性を保つ横滑り防止装置などの先進安全システムが搭載されており、エンジンとブレーキが精密に連携して動作します。

これらの先進技術を正常に機能させるためには、BMW認証を取得した高品質なエンジンオイルの使用が不可欠となります。

認証外のオイルを使用すると、エンジンの精密な制御システムが正常に働かなくなったり、ターボチャージャーの早期劣化を招く危険性があります。

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エンジンオイルの劣化で起こる主な症状と交換時期

MINIのエンジンルームの様子
MINIのエンジンルームの様子

エンジンオイルの劣化は、まずダッシュボードの「エンジンオイル点検実施時期」の黄色い警告灯として現れます。

この警告灯はMINIの車載コンピューターが最適な交換時期を教えてくれる重要なサインで、無視すると重大なトラブルにつながります。

症状としては、エンジンから「カラカラ」という金属音が聞こえ始め、エンジン始動時の重い感触やアイドリング時の異常な振動が発生します。

これらは、オイルの潤滑性能が低下してエンジン内部の金属部品同士が直接接触している危険な状態を示しています。

MINIにおける交換時期は、走行距離10,000~15,000kmまたは1年に1回が基準とされていますが、使用環境によって大きく変動します。

都市部での頻繁な停止・発進や渋滞での低速走行では、エンジンが高温になりやすくオイルへの負荷が増大するため、通常より早めの交換が必要です。

一方、スポーツ走行を楽しまれる方では、さらに短い間隔での交換が推奨されます。

MINIの高度なCBSシステムが走行条件を総合的に判断し、最適な交換時期をメーター内にお知らせしてくれます。

エンジンオイルの劣化は、運転スタイルや使用環境によって大きく変わります。優しい運転を心がけることで、オイルを長持ちさせることができますよ。

エンジンオイルの交換手順

MINIのエンジンオイル交換は、車載コンピューターのリセット作業を含む専門的な整備のため、整備工場での作業をおすすめします。

参考として、基本的な手順をご紹介します。

STEP
エンジンの暖機運転
エンジンを適温まで暖機する
エンジンを適温まで暖機する

まず、エンジンを5~10分程度アイドリング運転し、オイルの流動性を高めます。

冷えた状態では粘度が高く、古いオイルを完全に排出することが困難なためです。

STEP
古いオイルの排出
古いエンジンオイルを輩出する
古いエンジンオイルを輩出する

車両下部にあるオイルドレンボルト(排出口のボルト)を外し、古いオイルを完全に排出します。

このとき、汚れや金属粉も一緒に排出されるため、オイルの状態を確認できます。

STEP
オイルフィルターの交換
MINI F55 ONEのエンジンオイルおよびオイルフィルター交換
MINI F55 ONEのエンジンオイルおよびオイルフィルター交換

オイルフィルター(オイルの汚れを取り除くフィルター)を新品に交換します。

このとき、フィルター周辺の密封用パーツ(Oリング)も新品に交換し、オイル漏れを防ぎます。

STEP
新しいオイルの注入
BMW 6シリーズ E63 650iのエンジンオイルを交換する
BMW 6シリーズ E63 650iのエンジンオイルを交換する

BMW認証を取得した新しいエンジンオイルを、車種ごとに定められた規定量まで注入します。

注入後は、オイルレベルゲージで適正な量が入っていることを確認します。

STEP
車載コンピューターのリセット
テスターにてサービスインターバルをリセットする
テスターにてサービスインターバルをリセットする

専用診断機を使用して、次回の交換時期をお知らせするシステム(CBSシステム)をリセットします。

エンジンを始動してオイル漏れがないことを確認し、警告灯が消灯していることを確認したら作業完了です。

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MINIの車載コンピューターは非常に精密で、適切なタイミングで警告を出してくれます。サービス表示が出たら、できるだけ早めに交換することをおすすめします。

MINI(ミニ)のエンジンオイルの交換でよくあるトラブル事例

CBSシステムのリセット作業ミスによる警告灯の継続点灯

オイル交換後に専用診断機でのCBSシステムリセットを行わなかったため、エンジンオイル警告灯が消えないまま数週間運転されたケースがありました。お客様は新しいオイルに交換したのに警告が消えないことで不安になり、再度点検を依頼されました。

BMW認証外オイル使用によるエンジン制御システムの誤作動

コストを抑えるために一般的な高性能オイルを使用した車両で、エンジンの回転がギクシャクし、アイドリングが不安定になるトラブルが発生しました。診断の結果、オイルの粘度がMINIの指定されているものとは異なりVANOSが正常に機能しておりませんでした。

オイルフィルター交換時のOリング取り付け不良によるオイル漏れ

オイルフィルター交換時に新しいOリングを挟み込んで締め付けていたため、数日後に大量のオイル漏れが発生しました。お客様が駐車場でオイルだまりに気づいて連絡をいただき、緊急点検でOリングの破損が判明しました。エンジンオイル不足による深刻な故障寸前でした。

交換時期大幅超過による金属粉混入とターボチャージャー損傷

車載コンピューターの警告を1年以上無視して走行を続けた車両で、エンジンのパワーダウンが発生しておりました。劣化したオイルによりターボチャージャーの軸受けが摩耗し、最終的にターボチャージャー本体の交換が必要になりました。定期的にオイル交換を実施していれば防げた故障ですが、数十万円の大修理となってしまいました。

MINI(ミニ)におすすめのエンジンオイルとまとめ

当整備工場で使用しているFUCHSのエンジンオイル
当整備工場で使用しているFUCHSのエンジンオイル
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MINIのエンジンオイル選択において、コストと品質のバランスを重視するなら、FUCHS(フックス)TITAN GT1 FLEX 3 SAE 5W-40がおすすめです。

FUCHSはMINIの純正オイルと同等以上の基準で製造されているオイルで、品質面での信頼性が確保されています。

交換時期は10,000km~15,000kmまたは1年を目安とし、車載コンピューターのサービス表示が交換のサインで、放置するとターボチャージャーの損傷による高額修理につながる危険性があります。

交換作業には専用診断機によるCBSシステムのリセットが必要なため、信頼できる整備工場での作業が安全かつ確実です。

MINIの高性能ターボエンジンでは、エンジンオイルの品質がエンジン全体の調子を左右するため、BMW認証を取得した適切なオイルの選択と定期的な交換で安心なカーライフを実現できます。

本記事のまとめ
  • MINIのエンジンオイルの交換時期は10,000~15,000kmまたは1年が基準で、車載コンピューターのサービス表示や「カラカラ」という異音が交換のサインとなる
  • MINIの高度な制御システム(安全機能、ターボチャージャー、BMW独自技術)を正常に機能させるためには、BMW認証を取得した高品質なエンジンオイルの使用が不可欠
  • エンジンオイルの劣化は車の心臓部であるエンジンの寿命に直結するため、警告灯の長期間放置はエンジン性能低下や将来的な修理費用増加のリスクがある
  • 交換作業では専用診断機によるCBSシステムリセットが必要で、CBSリセットの失敗やオイル量の間違いなどの様々なトラブル事例があるため、信頼できる整備工場での作業が重要
  • コストと品質のバランスに優れたFUCHS(フックス)製OEM部品がおすすめで、純正部品と同等以上の品質を持ちながら価格を抑えることができる

店舗案内

店舗名GNARLY automobile(ナーリー オートモービル)
オフィス〒601-1374 京都市伏見区醍醐西大路町97-1
電話番号075-204-5022
事業内容自動車修理・整備
主要取引先株式会社阿部商会
株式会社大黒商会
株式会社和光ケミカル
アサヒライズ株式会社
お支払い◎銀行振込
◎クレジットカード
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◎電子決済
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