今回のBMWの修理/点検実績は、BMW E91 3シリーズ 325iのエンジンがかからない症状を修理する整備実績です。
BMW E91 3シリーズ 325iはエンジンの故障要因は多数存在するため緻密な点検が重要になってきます。
今回も原因の特定が大変難しい状態でしたが、BMW E91 3シリーズ 325iのVANOS(ヴァノス)調整ユニットを交換することでエンジンが始動しました。
純正テスターISTAを使ってBMW E91 3シリーズ 325iの故障コードを読み出す
VANOS(ヴァノス)調整ユニットとは、エンジンオイルの油圧を利用し、カムシャフトを進角または遅角させ、バブルタイミングを調整する部品のことです。
冒頭でも述べましたが、BMW E91 3シリーズ 325iのエンジンの故障要因は多数存在するため、まずは軽度な故障要因から調べ上げます。
BMW/MINI(ミニ)の純正テスターISTAにて、BMW E91 3シリーズ 325iの故障コードを読み出すと、結果は、インテーク側のカムシャフトがスムーズに回っていないと言う内容の故障コードでした。
BMW E91 3シリーズ 325iのエンジンがかからない原因を徹底的に調べ上げる
BMW E91 3シリーズ 325iは、VANOS(ヴァノス)が採用されています。
VANOS(ヴァノス)とは、アクセルの踏み具合やエンジン回転数などの状況に応じてカムシャフトのバルブタイミングを調整してくれる可変バルブタイミング機能です。
そこで、BMW E91 3シリーズ 325iのVANOS(ヴァノス)ソレノイドバルブをエキゾースト側と振り替え、ついでにカムセンサーも振り替え、バルブタイミングを特殊工具であるスペシャルツールを使用して確認します。
するとインテーク側のカムシャフトがストップ位置に戻っていないことが確認できました。
この症状は、BMW E91 3シリーズ 325iのカムシャフトがスムーズに回っていない、もしくはVANOS(ヴァノス)調整ユニットにかかって油圧が抜けていないことが原因と考えられます。
そこでBMW E91 3シリーズ 325iのエンジンオイルの油路をエアーブローで清掃してみましたが、それでもエンジン不調は改善されません。
ここまでくるといよいよVANOS調整ユニットの故障を疑うことができます。
結果、今回の故障の原因は、消去法でVANOS(ヴァノス)調整ユニットの故障と断定できました。
新しいVANOS(ヴァノス)調整ユニットを取り寄せ、交換すると無事にエンジンが始動できました。
BMW E91 3シリーズ 325iのエンジンがかからない原因は、VANOS(ヴァノス)調整ユニットの交換で修理
今回のBMWの修理/点検実績は、BMW E91 3シリーズ 325iのエンジンがかからない症状の修理する整備実績をご紹介しました。
エンジンの故障要因は多数存在するため、緻密な点検が重要になってきます。
今回も原因の特定が大変難しい状態でしたが、VANOS(ヴァノス)調整ユニットを交換することで無事にエンジンが始動しました。
BMW E91 3シリーズ 325iの故障要因は多数存在するため、まずは軽度な要因から調べ上げ、それでも改善が見られなかった際は今回のようにユニット自体を交換する手順を踏みます。
かなりマニアックな修理のご紹介になりましたが、お客様にもお喜びいただけたので私どももホッとしています。
BMWの修理は輸入車ということもあり、原因の特定が非常に難しいです。
BMW正規ディーラーに持ち込めば、高額な修理の末に新車の購入を提案されるでしょう。
新車に乗り換えるのも非常に楽しみが増え喜ばしいことかと思いますが、もし今の車をこれからも大事に乗って行かれたい希望であれば、一度ご相談だけでもしていただけると幸いです。